広島県福山市松永地域では、日本一の生産を誇る下駄の産地としての情報発信の一環として、1994年から毎年9月に『ゲタリンピック』が催されています。そのプログラムの一つとして、老若男女を問わず気楽に楽しむことができる「下駄とばし」競技を展開しています。
 本競技用下駄部会では、「足からの健康」と「豊かな心」を育む競技としての「下駄とばし」競技を、全国に情報発信するための、公式「下駄とばしルールブック」および競技用下駄の策定を行いました。
 また、併せて、外反拇趾変形に対する運動療法および高齢の方に対する運動療法としての「リハビリ下駄とばし」の下駄と用具の検討も行ってきました。
 以下、項目を挙げ、説明していきます。

 競技用下駄部会では、「公認下駄」を選定するために、図1〜4に示す4種類の下駄のデザインを考え、広島県立保健福祉大学の学生31名および本競技用下駄部会員の実際に下駄とばしを行った後の意見から一つを選定しました。
図1 鼻緒前・短 図2 鼻緒後・短
図3 通常鼻緒 図4 スティック
図5 とばし易い下駄選択結果
図5に31名の学生の「とばし易い下駄はどれですか」に対する アンケート結果を示します。内4名は1位のみを答えています。


図6 競技用下駄の製図(左:一般用 右:子ども用)
図7 「日本下駄とばし協会」公認マーク

 図5から、No.4のスッティクタイプが13名と上位を占めてはいるが、「下駄とばし」という「下駄」のイメージからは、違和感が持たれるとの多数の意見から、次に多いNo.1を決定しました。なお、本下駄は部下員による試技においても、最も「とばし易い」下駄と評価されました。
 学生の評価で選ばれたNo.4の下駄は、外反拇趾の運動療法および高齢の方の運動療法とする「リハビリ下駄とばし」の下駄として採用しました。本下駄に関しては、筋電図学的にも検証し外反拇趾の運動療法として適切であることを確認しました(図8)
筋電図:筋肉を働かせると電気が生じ、これを記録したものです。
図8 下駄をとばした際の様子(上段)と筋電図(下段)  

 競技用下駄部会の作業として、前述「競技用公認下駄」の規定もさることながら、公式ルールブックの策定は、最も重要な作業としました。「ゲタリンピック」の下駄とばし競技の方法を継承し、関係機関のご意見も頂きながら、またニュースポーツ関連文献考察を加え、8回の部会議にて検討してきました。
 なお、ルールブックに関しては、日本下駄とばし協会として作成された「下駄とばしルールブック」 をご参照下さい(図9に下駄とばしの実際を示します)。
図9 「下駄とばし」競技の実際
 外反拇趾の運動療法および高齢の方の運動療法とする「リハビリ下駄とばし」を提案する冊子の作成を現在行っています。

これらの下駄は、ショッピングページの競技用下駄コーナーで購入できます。一般用子ども用をご用意しております。


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